歯内治療とはどんな治療ができるの?

※歯内治療とは「歯の内部の治療」のことを指します。

まず患者さんがどういった治療結果を期待しているのか?
患者さんが期待する治療に対しての結果を出せる治療法があるかどうかをしっかり話し合って治療方針は決定されるものであると考えております。

その為に必要なものが最新で最良のエビデンス(科学的根拠)である。

例えば10年前に学んだ治療法が今でも正しいか?歯科医療も常に進歩し続けている。
昨日まで正しいと言うことが今日はもう間違いといった事もある。

我々が患者さんに提供しないといけないのは最新最良のエビデンスでなければならないと思っております。
ややこしい話をするより当医院で行った処置にて説明したいと思います。

「現在かかりつけの医院で抜歯を宣告された」
「抜歯せずに歯を残したい」
と言う希望で来院された患者さんです。

まず考える事は症状があるのかどうか?
残念ながら痛みがあり噛む事ができないと言う事であり、治療は避けられない。

レントゲンからの診断は垂直性の歯根破折(歯の根が縦に割れている)である。

当医院の抜歯基準として最新最良のエビデンスから考えると
・垂直性の歯根破折
・歯周病でグラグラになっている歯
・歯冠歯根比が1:1より根の長さが短いもの(10年後に口の中に歯が残っている割合は40%以下である)
このような歯は残せないという結果となっている。

当医院では、そのほかの理由で抜歯という選択にはならない。

この方の歯は残念ながら抜歯しか選択肢がありませんでした。
しかしどうにかご自分の歯で食事がしたいと言う希望に添えないかと言うことで、埋まっている親知らずを移植しなんとか希望に添える治療が出来たのではないかと思っております。

エビデンスを知ることで予後を予測して患者さんに正確な情報を伝えるために、これからもアンテナを張り巡らせて最新の情報を提供していきたいと思います。

しかし神にはなれないので抜歯をせざるを得ない状況も多々あることが現実です。

全ての希望に沿った治療はできなくても、少しでも希望に添える力になればと思いますので、諦めないで相談していただければと思います。